
元気に枝を伸ばしたハナミズキですが、ここ数年は花が咲かず、うどん粉病にもかかりがちとのお悩み相談をいただきました。
樹木の元気のない原因は「こうです!」とはっきりとお伝えすることがなかなか難しいのですが、木を観察しながら考えていきます。
花芽はつけるけど咲かないとなると、具合がよくないことは確かです。
枝を触っていくと、枯れている部分も随所に見られます。
地中の根の規模に対して、地上の枝の規模が大きくなってしまってるのではと考えました。

花を咲かせるのにも木は体力を使うので、数を減らす目的も兼ねて枝を整理していきます。
具合の悪いときはなるべく体力を温存させてあげよう、と。

のびのびと枝を伸ばす姿がきれいですが、この場所での生育の規模を超えてしまっているのかも知れません。
数年かけてコンパクトにしていきながら、その過程で健康を取り戻すことができると良いです。