本日はおしゃれな機能門柱のあるお宅の植栽管理のご紹介です。
私はフルヤガーデン入社前までは、外構の職人をしておりました。そんな私でもこんなに凝った門柱を目にしたことはありません。
すごく印象的でありながら、派手すぎない、とても素敵な門柱を建てられたのだな、と作業前しばし見入ってしまいました。
さて、そんなおしゃれな門柱のあるお宅なのですが、茂った植栽で、せっかくの門柱があまりよく見えていません。
門柱を見せつつ、その前にある植栽をうまく調和させる剪定(門柱も含めた一角の風景の調整というべきでしょうか?)をしなければ・・・
主木はヒメシャラですが、かなり元気がよさそうでなかなかの茂りです。奥にある小枝をうまく使い、徒長している枝や、太くなりすぎた枝を外して形を作っていきます。
株立ちで5本の幹がありましたが、真ん中の一本は光が当たらず弱っていました。いずれ何年か先に枯れてしまう可能性が高いと判断し元から切除、残りの4本に十分に光と風が当たるようにしました。
足元を見るとアベリアが茂っています。
あれ?よく見るとアベリアのさらに下にはヤブランがいました。アベリアに覆いかぶさられてもけなげに生きていました。
こちらもアベリアの枝数をうんと減らし、ヤブランにも日が当たるようにしました。
作業後ではヒメシャラはそれらしい雰囲気で、足元もアベリア、ヤブランともにどちらかが出すぎることなく控えており、さらにあの門柱もより目立っています。
作業的には植栽管理に違いはないのですが、門柱などの構造物を含めた「調和」を考えながら剪定する、いい訓練になりました。
作業前
作業後