コニファーのゴールドライダー(低木)の剪定です!
こんもりと大きくなり、通路も通れなくなってしまっているとのことで、小さくしたいというご要望でした。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、50cmほど高さを下げました。
針葉樹は上にまっすぐに伸びた三角錐の形が自然な樹形になります。また葉のないところで切ると枝が枯れてしまい、強剪定に弱いという特性もありますので、サイズダウンや樹形の作り直しが難しい樹種です。
剪定後もできるだけ三角錐に近くなるよう、代わりのトップとなる小枝をさがして、時にはシュロ縄でまっすぐに立てるなどして、今後の伸び方の方向付けをします。
今回は高さを下げたところに良い枝があったため、その位置で、太い幹を切ることができました。
木は成長すると光の届かない内側の葉を枯らしてしまいますので、葉のないところで切ることができない針葉樹は切り戻しができないということになります。
ですので、あまり大きくできないところに植えて、サイズを維持していきたい場合には、刈込剪定だけではなく2,3年に一度、内側に光を届かせるような透かし剪定をすることをおすすめしています。
今回の木も理想としてはもう少し葉の量を残したかったのですが、間延びしている枝が多く、すこしリスクを取った剪定になりました。
剪定のダメージで枯れこんでくることがなければ、内側から新しい芽をだしてくれると思いますので、次回はさらにそのあたりまで刈込んだり、切り詰めることができ、さらにサイズダウンすることも可能です。
コニファーの透かし剪定は、刈込剪定に比べて、3倍くらいの手間がかかりますので、積極的にやってくれる業者さんは少ないかもしれません。
お困りの際はぜひフルヤガーデンにご相談いただければと思います!